子どもたちが抱える算数・数学が「わからない」という悩みを、学力と学習力で診断するcompassテストの活用。

【準備中】

 

算数・数学の学力・学習力アセスメント:

COMPASSというのは、Componential Assessmentの略です。算数・数学の文章題の問題解決力の構成要素を考え、それを診断していこうというアプローチです。それを学力向上に結び付けたいというねらいで、東京大学大学院教育学研究科市川研究室のCOMPASSチームによって開発されました。

 

数学的概念の説明課題 これは中学生用の課題で、

「約数とは何か」、「反比例とは何か」、その意味と具体例を挙げるというようなものである。

問題理解のための図表作成 状況を全体的に理解するために、まず図表を自発的に作ってみるということをやっているかどうかを見る課題である。

数学的表現間の対応 グラフ、表、図形記号、式などを理解したり、表現したりできるかを見る。

定型的基本文章題 小学校の算数で出てくるような定型的な問題がすぐ着実に解けるかどうかを見る。

論理的推論 論理的な推論を要する命題がたくさん並んでおり、概念判断の課題のように、その命題が正しいかどうかを、5段階評定してもらう。

解法探索のための図表利用 解法を探索するときに、書き込みなどをしながら図や表を利用しているかどうかを見る。どんな図を描いているかを、評価基準によりチェックする。

計算ルールの基本的知識 基本的な四則演算、小数、分数、正負の数、文字式などの計算問題で、あまりタイムプレッシャーはかけずに、正確に遂行できるかどうかを見る。 

 

COMPASSユーザー会の組織化(実施した学校同士の情報交換・交流)

COMPASS読解力版など,他領域への展開(要素のアセスメントというコンセプトで)

 

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数学・学力学習力アセスメントテスト
COMPASSの論文です。
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